全日本建築士会・『合格への鍵』講座

このブログは当会の建築士講座講師が適宜分担して執筆し、当会建築士講座監修者が総合監修します。

建築施工管理技士「合格トピックス講座」第2回 施工計画②

〔No.1〕施工計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.契約書の規定に基づく条件変更等により、実施工程表を変更する必要が生じたので、施工の進捗に支障がないよう、当該変更部分の施工と並行して変更された実施工程表の提出を受け承認した。

2.部材、部品等の工場生産に先立ち、工場生産者の作成した製作図、製作要領書、品質管理要領書、製品検査要領書等について、工事施工者からの提出を受け承認した。

3.近隣の安全に対して行う仮設計画に必要な一切の手段については、契約書や設計図書に特別の定めがなかったので、受注者の責任において定めた施工計画書の提出を受けた。

4.総合施工計画書は、工事の着手に先立ち、総合仮設を含めた工事の全般的な進め方や、主要工事の施工方法、品質目標と管理方針、重要管理事項等の大要を定めたものである。

解説

1.公共建築工事標準仕様書(公共建築協会)1.2.1より 実施工程表を変更する必要が生じた場合は、施工等に支障がないよう実施工程表を遅滞なく変更し、当該部分の施工に先立ち、監理者の承諾を受ける。

正解 1

 

〔No.2〕施工計画等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.特記は、標準仕様書と異なる事項や標準仕様書に含まれていない事項について、設計図書のうち、質問回答書、現場説明書、特記仕様書及び図面において指定された事項をいう。

2.地震の後に、屋外に設置されているクレーンを用いて作業を行うときは、その地震が中震(震度4)の場合であれば、クレーンの各部分の点検を省略することができる。

3.クレーン、リフト、エレベーター等から材料の取込みに使用する仮設の荷受け構台は、積載荷重等に対して十分に安全な構造のものとしたうえで、材料置場と兼用することができる。

4.品質計画、一工程の施工の確認及び施工の具体的な計画を定めた工種別の施工計画書については、原則として、当該工事の施工に先立ち作成のうえ、監理者に提出する。

解説

2.クレーン等安全規則第194条より 建設用リフトを用いて中震以上の震度の地震の後に作業を行うときは、あらかじめ、当該建設用リフトの各部分の異常の有無について点検を行わなければならない。

正解 2

 

 「施工計画」では、全体の計画にかかわるもののほか、各種の工事で特に留意すべきことなど、多岐にわたる問題が混在しています。対策としては、全体の計画に関する「総合施工計画書」や「施工体制台帳」、あるいは「工種別施工計画書」、「特記事項」などについて、その記載内容や役割などの基本を理解することが有用です。併せて、各工種に関する重要管理事項についても、過去の出題を中心に押さえておきましょう。

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