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全日本建築士会・『合格への鍵』講座

このブログは当会の建築士講座講師が適宜分担して執筆し、当会建築士講座監修者が総合監修します。

平成28年度 二級建築士設計製図試験の総評

- 景勝地に建つ土間スペースのある週末住宅(木造2階建て)- 要求図書については、1階平面図兼配置図、2階平面図、立面図、断面図、2階床伏図兼1階小屋伏図、部分詳細図(断面)、面積表、仕上表及び計画の要点等とする。(注)答案用紙には、1目盛が4.55ミ…

LCC(ライフサイクルコスト)、LCCO2

LCC(ライフサイクルコスト) 建築物の初期建設費から建築物の使用される期間の総費用(修繕・改修・清掃・保守等の全費用で通常60年間程度の期間を考える)の合計。以前は、初期建設費のみを問題とすることが多かったが、近年は建築物の生涯コスト(L…

管理建築士の役割

近年の建築界での諸処のトラブルの発生により、建築士法においてその役割を定められている建築士の在るべき姿が改めて問い直され、建築士法上の規定も改正されましたが、同時に建築士の所属する建築士事務所の在るべき姿も問い直され、建築士法上の規定も改…

建築士法の重要性

構造偽装事件は大きな社会問題となり、その影響は幅広く、昨年の建築士試験制度の改正にまで及びました。すなわち、上記の事件から建築士の資質や在り方までもが問題となり、その一環として建築士の資質の向上を期して、建築士試験制度の改正がなされた訳で…

法の不遡及の原則と既存不適格建築物

法律には、その法律が制定される以前のことについては、その法は効力を有していないという、法の不遡及の原則があります。 このため、建築基準法においても、建設時の法に適合しているとして建てられた建築物が、その後に改定された法に適合していなくても、…

建築基準法における、仕様書的規定と性能書的規定

従前の建基法は「もの」の造り方を細かく規定する仕様書的規定が主でしたが、近年の技術進歩、規制緩和、国際化等の状況から、造られる「もの」の有すべき性能レベルそのものを規定する性能書的規定が大幅に取り入れられるようになってきました。 このため、…

構造特性係数Ds

建築物の地震力に係わる保有水平耐力を算定する場合に使われる低減率で、壁・筋違の量、種別や柱・梁の種別が関係する建築物の粘り強さで決まる。0.25~0.55の値となる。

曲げ破壊先行型の構造設計

鉄筋コンクリート造等で、柱が垂れ壁、腰壁で拘束されることなどにより実質的に短くなる(短柱)と、地震時の水平力により剪断破壊(脆性破壊)を起こして非常に危険な状態となります。そのため、これを避けるために垂れ壁、腰壁の部分にスリットを入れるこ…

炭素繊維巻き柱耐震補強工法

既存柱に鉄の約10倍の引張り強度があり、重量は鉄の約1/4と極めて比強度が高い炭素繊維を幅25~33cmに敷き並べたシートをエポキシ樹脂を含侵させながら柱の周囲に巻き付ける工法です。この工法では、柱コーナー部での炭素繊維の破断を防ぐために、コーナー…

平成28年度 一級建築士学科試験の総評

近年の一級建築士学科試験では、従来の出題範囲を超えた新規の内容の設問を含む問題や、従来の出題範囲内からの出題であっても、より深い理解力を要する設問を含む問題が一定の割合で出題されるようになってきました。 本年の試験でも概ねそれらの傾向が踏襲…

限界耐力計算法

限界耐力計算は、許容応力度等計算と並立する形で設けられている構造計算で、極めてまれに発生する大規模な積雪および暴風に対する安全性を直接検討するとともに、地震時における建築物の変形を計算し、それに基づいて必要な耐力を計算して求め、安全性を確…

平成28年度 一級建築士設計製図試験の課題発表

(注1)パッシブデザインを積極的に取り入れた建築物の計画(注2)地盤条件を考慮した基礎構造の計画(注3)天井の高い居室における天井等落下防止対策の考え方(注4)要求図面に、図示又は記入するもの 主要寸法、室名、床面積 設備スペース、設備シャ…

工事監理と施工管理

建築士法上、工事監理とは、工事が設計図書通りに行われているか施主側の立場で確認することですが、工事が設計図書通りに行われていないと認められる場合には、工事監理者は施工者に工事を設計図書通りに行うように求め、それに従わない場合には施主に報告…

トータルフロート (TF)

工事管理におけるネットワーク工程表の用語の一つである。作業を最早開始時刻(EST)で始め、最遅終了時刻(LFT)で終わらせる間に存在する作業上の余裕時間のことで、作業の余裕時間として、これ以上消費すると全体の工期が延びてしまう限度となる余裕時間…

平成28年度 二級建築士学科試験の総評

本年の学科試験の内容は、一部に、近年の傾向の延長線上ともいえる過去の問題の出題範囲外からの新規の高いレベルの設問も見られたものの、総じて、大方の問題は、過去の出題範囲の事項についてのしっかりした知識と深い理解を有していれば正解に至ることの…

型枠支保工等の構造計算に用いる許容応力の値

型枠支保工に用いる鋼材の許容曲げ応力及び許容圧縮応力の値は、当該鋼材の降伏強さの値または引張強さの値の3/4のうち、いずれか小さい値の2/3以下とします。鋼材の許容せん断応力の値は、当該鋼材の降伏強さの値又は引張強さの値の3/4のうち、いずれ…

鉄筋の圧接の外観検査と不良圧接の補正

鉄筋圧接完了後に行う、外観検査項目・判定基準に基づく検査の結果、不合格となった圧接部の不良の程度に応じて補正します。(1)ふくらみの形状及び寸法は、ふくらみの直径は母材鉄筋径の1.4倍以上、ふくらみの長さは母材鉄筋径の1.1倍以上でなければなり…

ワーキングジョイントとノンワーキングジョイント

(1)ワーキングジョイントとは、目地のムーブメントが比較的大きい目地を言います。ムーブメントが生ずる原因としては温度・湿度の変化に伴う部材の変形や地震に伴う層間変位や風による部材のたわみ等が挙げられます。ワーキングジョイントの場合には、それら…

労働災害関連用語

(1)年千年率は、労働者千人当たり1年間に発生した死傷者の割合(数)で、1年間に発生した死傷者の数をその1年間の平均労働者数で除し、1,000倍して求めます。 年千年率= 1年間における死傷者数 の総数 ×1,000 1年間の平均労働者数 (2)度数率は、死傷者の…

平成28年度 二級建築士設計製図試験の課題発表

本年の試験課題の特徴-主テーマは環境との調和- 本年度二級建築士設計製図試験の課題は近年の傾向からの予想通り、木造で、「景勝地に建つ土間スペースのある週末住宅(木造2階建て)」と発表されました。本年の課題についての留意点としては、特に以下の…

総合評価工事落札方式とは?

従来の価格のみによる工事の落札方式とは異なり、「価格」と「価格以外の要素(工事の安全性、初期性能の持続性、環境への影響、維持管理・改修等)」を総合的に評価し落札者を決定する方式で、具体的には入札者が示す価格と技術提案の内容を総合的に評価し落…

平成27年度 一級建築士設計製図試験の総評

合否の重要ポイントの分析・解説 市街地に建つデイサービス付高齢者向け集合住宅(基礎免震構造を採用した建築物) - 高い設計の自由度に対して高度な建築計画力を要する課題 - 平成27年度の設計製図試験の内容は、平成21年に行われた試験内容の見直し以来、…

平成27年度 二級建築士設計製図試験の総評

近年の二級建築士設計製図試験は、特に24年度の試験制度の見直し以来、高度な建築計画力を問う内容のものとなってきていましたが、27年度の試験においては、その傾向が更に顕著な内容のものとなりました。以下に27年度の課題における建築計画上のポイントと…

平成27年度 一級建築士学科試験の総評

近年の一級建築士学科試験では、従来の出題範囲を超えた新規の内容の設問を含む問題や、従来の出題範囲内からの出題であっても、より深い理解力を要する設問を含む問題等が一定の割合で出題されるようになって来ました。本年の試験では、学科Ⅰ(計画)、学科…

平成27年度 一級建築士設計製図試験の課題発表

(注)要求図面に、図示又は記入するもの 主要寸法、室名、床面積 設備スペース、設備シャフトの位置 避難階段に至る歩行距離・歩行経路 等 (1)近年の出題傾向との係わりについて 近年の設計製図試験の課題の出題傾向として、社会状況を反映したものや敷…

平成27年度 二級建築士学科試験の総評

本年の学科試験の内容は総じて、計画、法規では従来の出題範囲外からの新規の難度の高い問題もみられ、例年よりやや難易度が高くなったと考えられますが、他方、構造、施工では概ね過去の出題範囲内からの問題で、ほとんどの問題が、しっかりした比較的基礎…

平成27年度 二級建築士設計製図試験の課題発表

2015.6.10 講評 2015.6.24 更新 本年度二級建築士設計製図試験の課題は、「3階に住宅のある貸店舗(乳幼児用雑貨店)〔鉄筋コンクリート造(ラーメン構造)3階建〕」と発表されました。 予想していたとおり、「鉄筋コンクリート造」の課題となりましたが、3階建…

平成26年度 一級建築士設計製図試験の総評

-合否の重要ポイントの分析・解説- 温浴施設のある「道の駅」- 高い設計の自由度に対して高度な建築計画力を要する課題 - 平成26年の設計製図試験の内容は、概して、平成21年に行われた試験内容の見直し以来、近年の傾向となっている高い設計の自由度に…

平成26年度 二級建築士設計製図試験の総評

- 近年の設計製図試験の傾向 - 26年度の設計製図試験の課題「介護が必要な親(車椅子使用者)と同居する専用住宅(木造2階建)」は、近年の高齢化社会の到来を反映した平成8年の「高齢者の同居する専用住宅」や平成10年の「将来の高齢化に配慮した専用住宅…

平成26年度 一級建築士学科試験の総評

平成26年の学科試験の内容は、概ね平成21年に行われた試験内容の見直し以来、近年の傾向に添うものであったといえます。すなわち、試験の出題範囲は従来の範囲内からのものであっても、より深い理解力、応用力がないと解けない問題、また、従来の出題範…

平成26年度 一級建築士設計製図試験の課題発表

(注)要求図面に、図示又は記入するもの 主要寸法、室名、床面積 構造種別、架構形式等に応じて必要となる構造要素 柱、梁等の断面寸法 設備スペース、設備シャフトの位置 避難階段に至る歩行距離・歩行経路 等 (1)平成26年度の課題の傾向について 本…

平成26年度 二級建築士学科試験の総評

26年度学科試験の内容は、総じて従来の傾向を踏襲するもので、問題の難易度も施工にやや難度の高いものが多く含まれている以外は、概ね例年並みか、やや難度の下がったものとなりました。但し、24年の試験内容の見直しにより、単に過去問による準備だけで…

平成26年度 二級建築士設計製図試験の課題発表

本年の試験課題の特徴 近年の試験課題は社会状況を反映したものが出題されることが多くなってきましたが、本年の課題も正に高齢化社会の到来という現象を濃厚に反映したものとなりました。本年の課題への留意点として概ね以下のような点をあげることができま…

平成21年度二級建築士設計製図試験の講評

平成21年度試験 二級建築士設計製図試験の講評 9月15日更新 設計製図の課題 「商店街に建つ陶芸作家のための工房のある店舗併用住宅」[鉄筋コンクリート造(ラーメン構造)3階建] 二級建築士設計製図試験の講評 このほど実施された設計製図試験の課題…

平成21年度二級建築士学科試験の結果の公表

平成21年度試験 二級建築士学科試験の結果の公表 8月26日更新 講座トピックスでは、一般社団法人全日本建築士会(執筆は当会講座の総合監修者)による、試験対策の情報をご紹介しています。 二級建築士学科試験の結果の公表 21年度の学科試験の内容は…

平成21年度二級建築士学科試験の講評

平成21年度試験の講評 二級建築士学科試験 7月13日更新 講座トピックスでは、一般社団法人全日本建築士会(執筆は当会講座の総合監修者)による、試験対策の情報をご紹介しています。 二級建築士学科試験の講評 今年度の二級建築士学科試験では、一部の…

一級建築士設計製図試験内容の見直しの具体的対応

一級建築士試験設計製図試験 内容の見直しの具体的対応について 一級建築士試験設計製図試験内容の見直しの具体的対応について、中央建築士審査会においてとりまとめられ公表されましたので、引用してご紹介します。 建築設計全般に関する基本的な知識・能力…

平成21年度二級建築士設計製図試験の課題について

本年度の二級建築士設計製図試験の課題は、全国共通課題となってから2度目で、3年ぶりの鉄筋コンクリート造の課題で、また初めての3階建の課題となりました。 二級建築士設計製図 近年の二級建築士試験の課題は、概して、内容が難化する傾向にあり、特に…

平成20年度一級建築士設計製図試験の総評

講座トピックスでは、一般社団法人全日本建築士会(執筆は当会講座の総合監修者)による、試験対策の情報をご紹介しています。 一級建築士設計製図試験の総評 試験の課題の内容は(1)先ず敷地の設定条件として敷地の西側(メインエントランス側)が道路と…

平成20年度二級建築士設計製図試験の総評

講座トピックスでは、一般社団法人全日本建築士会(執筆は当会講座の総合監修者)による、試験対策の情報をご紹介しています。 二級建築士設計製図試験の総評 試験の課題そのものは基本的には従来の試験の傾向を踏襲するものでしたが、以下のような点で特に…

平成20年度一級建築士学科試験の注目ポイント

講座トピックスでは、一般社団法人全日本建築士会(執筆は当会講座の総合監修者)による、試験対策の情報をご紹介しています。 一級建築士学科試験の傾向 先般、平成20年度1級建築士学科試験の結果が発表されました。それによりますと、合格率は15.1…

平成21年度試験対策  難問を解く鍵は、常識と基礎力

講座トピックスでは、一般社団法人全日本建築士会(執筆は当会講座の総合監修者)による、試験対策の情報をご紹介しています。 難問を解く鍵は、常識と基礎力 近年の建築士試験、特に一級建築士学科試験は難化傾向にありますが、20年度一級建築士学科試験…

平成20年度一級建築士設計製図の課題について

平成20年度一級建築士設計製図試験の課題は、「ビジネスホテルとフィットネスクラブからなる複合施設」と発表されました。 一級建築士設計製図 本年度の課題は、「従来の傾向の延長線上にある課題」か「新しい傾向の課題」か 先ず、本年度の課題に対処する…

平成20年度一級建築士学科試験受験に向けて

1.これまでに学習したことを復習する これからは新しいことをやらないで、これまでに学習したテキスト、ノートを総合的に見ることが効果的です。一度やった所は、2倍から3倍のスピードで復習できるからです。過去にできなかった問題については、特に留意…

平成20年度二級建築士設計製図の課題について

平成20年度二級建築士設計製図試験の課題は、「高齢者の集う趣味(絵手紙)室のある二世帯住宅(木造二階建)」と発表されました。 二級建築士設計製図 近年二級建築士設計製図試験は、難化傾向にあるといわれますが、本年の課題もその延長線上にあり、合…

平成20年度一級建築士学科試験について

講座トピックスでは、一般社団法人全日本建築士会(執筆は当会講座の総合監修者)による、試験対策の情報をご紹介しています。 一級建築士学科試験 本年度一級建築士学科試験の合格を確実にするための今後の対策は、先ず、基礎をしっかり固めた上で応用力を…

平成20年度二級建築士学科試験について

講座トピックスでは、一般社団法人全日本建築士会(執筆は当会講座の総合監修者)による、試験対策の情報をご紹介しています。 二級建築士学科試験 本年度二級建築士学科試験の合格を確実にするための今後の対策は、あくまでも基礎をしっかり固めた上で、不…

平成21年度一級建築士試験制度の改正と対策

平成21年度試験対策 一級建築士試験制度の改正と対策 5月24日更新 講座トピックスでは、一般社団法人全日本建築士会(執筆は当会講座の総合監修者)による、試験対策の情報をご紹介しています。 一級建築士 近年、一級建築士試験は難化傾向にあるといえ…

平成21年度一級建築士試験の試験内容見直し

改正建築士法 一級建築士試験の試験内容見直し 1月7日更新 社会資本整備審議会建築分科会基本制度部会の「建築制度小委員会」のとりまとめが、発表されました。その中から、一級建築士試験の試験内容見直しの方向について、「見直しの基本的考え方」「見直…

平成19年度一級建築士設計製図試験について

講座トピックスでは、一般社団法人全日本建築士会(執筆は当会講座の総合監修者)による、試験対策の情報をご紹介しています。内容は、随時更新する予定です。 一級建築士設計製図本試験課題の傾向 先般実施されました本年度の一級建築士設計製図試験「子育…